別れさせ屋への依頼 2つのタイプ

依頼主からの要望にこたえて「人間関係」を整理するのが別れさせ屋の仕事です。人間関係と言っても多種多様で、夫婦関係、恋人関係、親子関係、友達関係、仕事関係などがあります。ただし別れさせ屋が手がける人間関係の整理は、夫婦関係と恋人関係がメインになっています。

そしてこれら夫婦関係や恋人関係が問題となるケースでは、依頼が以下の2つのタイプに分かれます。

(1) 恋人・配偶者の浮気や不倫をやめさせたいケース

(2)両思いのカップルや夫婦を別れさせたいケース

別れさせ屋に実際に依頼があるのは(1)の理由の人がほとんどですが、時には(2)の理由で依頼が来ることもあります。

さて(1)のケースでは依頼主は被害者的な立場にいるといえるでしょう。恋人や配偶者がいるのに不貞を行なっているのは倫理に反することです。つまり依頼者が別れさせ屋に「不貞行為をやめさせて欲しい」と依頼するのは、理にかなう行動として多くの人が納得するのではないででしょうか。もちろん別れさせるための方法が違法であれば、これは許されるべき行動とは言えなくなりますが。

さて、問題は(2)の場合です。
幸せなカップルや夫婦の良好な関係を〈自分の欲望〉のために意図的に壊す行為は、明らかに倫理に反します。自分の片思いを成就させるために、お金を払い業者に頼むのは、自分の手は直接下さなくても立派なストーカー行為と見なされるでしょう。

ただし自分の家族が悪い相手に騙されていて明らかに不幸になるのが見えているので、そこから救い出すために別れさせ屋に依頼するケースもあります。

例えばこんな依頼もあります。

•娘の恋人がヤクザなので別れさせたい
•未亡人になった母親の財産を目当てに近寄って来る男性を遠ざけたい
•息子と新興宗教に入れ込んでいる嫁を離婚させたい

このような理由があれば、相思相愛のカップルを別れさせる行為が「倫理に反する」とは言えないのが事実です。

別れさせ屋に依頼するリスクとトラブル

グレーゾーンぎりぎりの工作を行うこともあるのが別れさせ屋です。そんな別れさせ屋に依頼をした場合は以下のようなリスクやトラブルが考えられます。

1. 恋人や配偶者に別れさせ屋への依頼がばれる
2. 別れさせ屋が違法な方法で調査や工作をして訴えられる
3. 別れさせ屋と料金などのことでトラブルになる

1.恋人や配偶者に別れさせ屋への依頼がばれる

この場合の原因には以下のことがあります。

《別れさせ屋のスタッフが未熟》
業者によっては素人が調査や工作を行っているところがあります。未熟な調査行動や工作は、ターゲットに簡単に気がつかれてしまうリスクがあります。

《依頼者が口を滑らしてしまう》
依頼主が友人などに自分が別れさせ屋に依頼していることを喋ってしまい、それがターゲットの耳に入ってしまうこともあります。「壁に耳あり、障子に目あり」ですので、どんなに信頼できる人でも〈別れさせ屋へ依頼していること〉は喋らない方が賢明です。

《依頼主がターゲットにされている》

浮気や不倫をしているターゲットが
「恋人や配偶者と別れて今の相手と一緒になりたい」
またはターゲットの浮気相手や不倫相手が
「彼氏や彼女を独り占めしたい、相手と離婚させて自分が結婚したい」
と考えて探偵事務所や別れさせ屋に依頼していることもごく稀ですがあります。
つまり依頼主がターゲットにされて調査されてしまえば、別れさせ屋に依頼していることが明るみに出てしまいます。

2.別れさせ屋が違法な方法で調査や工作を行い訴えられる

このように訴えられる原因になるのは、明らかに行きすぎた調査や工作です。
成果を出したいと必死になって業務を遂行するのは依頼側からすればありがたいことです。しかし明らかに法律に触れる方法で調査や工作を行えば、訴えられて別れさせ屋や依頼主の立場が悪くなるは分かりきったことです。
盗聴器をつけるためにターゲットの家屋無断で侵入する、工作で詐欺行為などを行う、または恐喝するというのは明らかアウトです。
別れさせ屋に依頼するときには「違法行為」を行わない業者を探し出す必要があります。

別れさせ屋が行き過ぎた違法な方法で調査や工作を行い訴えられることも

3.別れさせ屋と料金などのことでトラブルになる

依頼主と別れさせ屋の業者の間では常に金銭のトラブルが絶えません。その理由のひとつは、料金体系は明確でないことがあります。
また料金体系があったとしても、追加料金が発生するケースも多いのでトラブルに発展しがちです。
ターゲットが海外旅行へ行ったり、高級フィットネスクラブに出入りしていたりすれば、別れさせ屋のスタッフも同じような行動をする必要があるので、飛行機代やフィットネスクラブ入会金などの経費が発生します。
また料金に成功報酬制がある場合では、この「成功」の定義がはっきりしていないためにトラブルになることもあります。

– ターゲットが浮気や不倫相手と数週間合わなかったのを「別れた」として成功報酬が発生するのか?

– 別れたと思っていたけれど、1ヶ月後には関係が復活していたら支払った成功報酬は返してもらえるのか?

このように詳細について契約ではっきりと決まっていない場合には、トラブルになるのも避けられないでしょう。